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賢 金

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1985年の夏に在日3世として東京で生まれ、埼玉県で育つ。 

保育園は近所だったけど、小中高と東京にある民族学校へ通ったので、その時から満員電車の苦しみを知ることに。。。 

中学生になる頃に、初めて自分が日本人でないコトを意識し始めるが、逆に韓国人にもなりきれない、いわゆる『在日』という存在に大きく悩まされた。

そして本国を『祖国』と呼び、神がかったかの様に慕う学校教育と、外国人に対する日本の排他的な態勢に矛盾を感じ、自分なりの価値観を育てるコトに。

その時からいつか自分は外の世界に行かなくてはと決心。

高校へはほぼエスカレーター式で入学。

部活は小、中と続けてきたバスケ部に入ったものの、中学生の時に痛めた腰痛が悪化して、一時期はマネージャーになろうなんて思った。

1年以上接骨院に通うが、一向に症状は消えず。

しかし祖母の紹介で都内のカイロプラクティックに通ったのが、自分の人生の転機になることに。

1ヶ月程度(7,8回の通院)で症状も消え、そこで初めてスポーツ医学というものに知り、だんだん興味が沸いてくる。

自分なりにも色々と調べ、アメリカやドイツのスポーツ医学が有名だということを知る。 

ドイツ語はまったく知らなかったので、その瞬間アメリカ行きが決定。

今では親にも相談せずに、こんな大それたコトを決めた自分が怖い。。。

高校を卒業した04年の春に渡米、アラバマ州のトロイ大学で2ヶ月間英語学校で基本的な英語力&TOEFLを勉強し、同年夏に無事入学。

翌年の夏にAthletic Training Majorに合格し、数え切れないほどの貴重な体験をしてきた。

卒業前の学期にはインターンとして、アラバマ州の州都モンゴメリーにある4年制大学の野球部のトレーナーしながら国家試験の準備。

同年6月に国家試験合格。

自分の立ててた予定とは違うが条件のよさに酔わされて、08年~10年の5月までAuburn University MontgomeryでATとして働きながら大学院に通うことに。

良くも悪くも、全て自分次第。

全力で行きます。

きむのひとりごと

アスレチック・トレーナーとして人生を謳歌しようと目論む人間のなにげない日常
November 01

至上の時間

昨日はハロウィーンでした。
巷じゃ昼間から変装した人間が学校やスーパーをウロウロ。
まず日本じゃ見かれられん光景だね。
 
そんな中仕事を終え一人夜の11時まで昼寝してみた。
やっぱ昼寝サイコー(^~^v)
目覚めるまでケータイをオフにしてたから電源つけた瞬間溜まってたメールや留守電が入ってきたけどとりあえず見なかった事に。。。
目が覚めてからカップラーメンを食べ、洗濯→買い物しにスーパー→帰ってきて勉強→コーヒーを楽しみつつYouTubeっていうなんともまぁ至上の時間を過ごした。
日が昇ってから軽く2時間ほど仮眠を取ってコーヒー屋でまた勉強。
窓際の席でコーヒーを片手に朝日を浴びながら聴くレゲエもまた最高だね。
心も体も温められる。
 
当分はこんな人生でいいかななんて思ってしまうくらい久々にゆったりしたな。
ぶっちゃけ全然よくないけど。。。w
ここで怠けたら本気で卒業が危ういから。。。
 
今学期校内でバイトしたお金でデジタル一眼を買おうとしたけど、調べれば調べるほど見えてくる奥の深さとそれに伴う金銭的な理由から断念。
多分もっと安上がりで楽しめる趣味があるはずと必死に自分に言い聞かせる。
先学期はカクテルをちょっとかじってみたけど、なんかどうもイマイチだったなぁ。。。
今学期はテニスを本格的に趣味にできたから、ある意味で今は他に目が向かないのかも。
 
相変わらず音楽はラブです。
先学期よりもまたちょっとバリエーションが増えたかも。
最近はNujabesのアルバムにハマってる。
なんかあのどうでもいい感じいいんだよね。
October 24

エピネフリン注射

アレルギーって言葉は意外と誰でも知ってるだろう。
体の免疫システムが特定の抗原に対して異常なまでの反応を起こすこと。
花粉症がそのいい例だね。
アレルギーの症状にも色々あって、簡単にまとめるとこうなる↓
 
1.皮膚の異常(じんましん、腫れ、かゆみ、紅潮、蒼白など)
2.気道の収縮(舌や喉の腫れ、嗄れた声、ヒューヒュー音、胸の痛みなど)
3.弱くて速い鼓動
4.吐き気、下痢、嘔吐、痙攣
5.めまい、血圧低下
 
次はアレルギーを起こす主な抗原のリスト↓
 
1.化学物質(薬、特にペニシリン系)  2.食べ物   3.虫刺され
 
これらの食べ物が主に危ない↓
 
1.牛乳
2.卵
3.ピーナッツ
4.大豆
5.小麦粉
6.魚類
7.ナッツ類(アーモンド、カシュー)
8.甲殻類(エビ、カニ)
 
アメリカでは年間アレルギーショック(またはアナフィラキシーショック)で病院に運ばれる患者の約300人中1人が死亡している。
ATCにとってもアレルギーは厄介物で、シーズンが始まる前には必ずアレルギーの有無と原因をリストアップしておかなきゃいけない。
それでも完全には防げてるワケじゃない。
 
思うに原因は2つ。
 
1.本人がアレルギーを持ってるコトを知らない。(意外と多い)
2.野外スポーツで大気中に混じれるくらい小さいものや虫の動きまでコントロールするのは不可能。
 
ショック状態になってしまったからには早急な判断で被害を最小限に食い止めなければいけない。
911は当たり前のこと、その間トレーナーはこんな物を使う。
 
エピネフリン注射(通称エピペン)
簡単に説明すれば中身はアドレナリンが入っていて、過剰反応してる免疫システムを強制的にダウンさせる薬として使われる。
理想はいつでも使えるように自分の懐に入れておきたいけど、適性保存温度が摂氏15~35℃なためほとんど場合はオフィスに保管されている。
最近ではトレーナー達は最低でもこれを2つもっておく必要があるそうだ。
それの主な理由は、一度の服用で反応を抑えても25%の患者は数時間以内にショックが再発する恐れがあるから。
他の理由としては単純に一発目が失敗する恐れがあるから。
まぁこれもありって言っちゃありだけどw
 
 
October 09

ちょっといい話

今さっきオフィスでやることがなかったからちょっくら昼寝したんだけど珍しく夢を見た。
夢と言っても俺が今年の夏に帰国して母校を訪ねた時のフラッシュバックなんだけどね。
 
それは俺に英語が楽しいって教えてくれた恩師に偶然出会えたこと
 
時は戻って俺が学校で英語を習い始めた中1の頃。
一応小学生の時から英会話に通っていてアルファベットくらいは書けたんだけど、
他人と違うことをしたいという思いから学校の授業では筆記体でノートを取っていた。
だからもちろんテストも筆記体で記述。
 
でもこれが意外と難しいもんで、簡単な文章でも結構時間をかけて書かないといけなかった。
そんなある日、小テストで答えを埋める前にタイムオーバーで答案用紙を先生取り上げられてしまった。
あまりの悔しさでふて腐れてた俺の前にその先生が寄ってきて、俺の答案用紙を机の上に置いた。
そして小声で一言、『早く(答えを)全部埋めなさい。』
 
この瞬間俺はこの人にずっと英語を教えてもらいたいと本気で思った。
考えてみればそんなコト思うコト自体この先生と会うまで感じたコトもなかったけど。
 
残念なコトに翌年その先生は教師を辞めてしまって連絡先も分からないまま月日が流れて気づけば10年も経ってた。
 
でも偶然てのは起こるもんだね。
今年の夏に帰国して一度しか行かなかった母校でたまたま再会できるなんて。
先生は今フリーとしてたまに学校に来て子供らに勉強を教えてるらしい。
 
10年間できなかった御礼がやっとできた。
当たり前かもしれないけど、その人は俺が留学してたコトも知らなかったんだよね。
でも俺のこともちゃんと覚えててくれてたのはうれしかった。
あと俺はただやりたいコトをやるためにアメリカに来ただけなのに、先生は満面の笑みで俺の話を聞いてくれた。
これだけでも帰ってきてよかったって思えたわい。
 
次の再会がホントに楽しみだ。
 
October 07

指節間関節の脱臼

前にも書いたとおり今学期から校内スポーツのトレーナーとして働き始めて色々エグい物見せられるようになった。
アメフトでの仕事経験が少ない俺にとってはいい経験になってるんだけどね。
 
でも今回はちょっと悔しい話。
アメフトの試合中に学生の一人が子指節間関節の脱臼をした。
フツーこのタイプの脱臼は基節骨に対して末節骨が後ろに抜けるんだけど、
この日見た怪我はその逆。
 
 
 
入れなおし方に関してはどっちでもあまり変わらない。
やり方は本でも読んだし、ユー○○ーブで確認済みだったから簡単だと思ったんだけど、
現実はそうもいかないもんだ。。。
 
硬いのなんの。。。
 
いくら力を入れても全く動かん。
何度か角度を変えて試してみたけど結果は同じ。
仕方なくERに送るコトに。。。
何日か後にたまたまうちのチームドクターと話す機会があったんで、
プロの意見を聞いてみた。
 
ドクター曰く脱臼を入れなおす時は引く力よりも、逆の手で押し上げてる方に意識を重視した方がいいらしい。
こんな感じに↓
 
 
 
あ、ちなみに米国ではトレーナーが脱臼を治すコトはルール上は禁じられてるんだなw
でもぶっちゃけ指や肩くらいなら暗黙の了解みたいなもので後々しつこく問われるコトはない。
ただ報告書には診断中に勝手に入りましたと一言付け加えておかないといけない。
 
今度は絶対しくじらないぜ。
October 03

前回の続き

最近、あまりの忙しさにこのまま続きは無かったことにしてみようかななんて思ってたけど、
初めに決めたことを最後までやり抜いてこそ人としての価値があるってもんよ!
 
とまぁこんな感じに自分に必死に言い聞かせて今ここにいます。
 
じゃ本題の911(日本でいう119番)にコールした時から、、、
 
オペレーター(以後オに省略):(取るやいなや)患者の場所はどこですか?(なんか雰囲気あるな…)
 
俺:YMCAサッカーフィールドです。
 
オ:どこですか?モンゴメリー市内ですか?(YMCAのサッカー場がこの街に1つだけでしょ。)
 
俺:はい。○○○○ストリートにあるサッカー場で、近く病院と郵便局があります。
 
オ:場所がわかりません。学校のサッカー場ですか?(わからんって、おめぇがドコにいんだよ?)
 
俺:いえ、うちの大学の隣になるYMCA所有のサッカー場です。
 
オ:わかりました。患者の状態は?(なんかコイツ怪しい…)
 
俺:うちの大学の女子サッカーの試合で選手が足にタックルを受けて骨折しました。
 
オ:彼女はサッカー選手なんですね?(ちょっとイライラしはじめる)
 
俺:はい。
 
オ:この電話番号はあなたのケータイからですか?(その質問は今必要か?)
 
俺:はい。
 
オ:番号を言ってください。($!#@%$&^%*#!!!)
 
俺:は?
 
オ:あなたのケータイの番号を言ってください。(うーん、なんか違うような気がするけど…)
 
俺:(番号を教える)
 
オ:あなた達は今サッカーのフィールド上にいるんですね?(やっと本題に戻ったか)
 
俺:そうですが、なにか?
 
オ:彼女は何歳ですか?(いてこます。コイツ絶対いてこます!)
 
俺:(ちょいギレ)いいから早く救急車を送ってください。
 
オ:(ちょっとテンパった声で)わかってます。今そちらに送るから、車が見えたら誘導してください。あと電話には常に出られる状態で、、、(俺:電話を切る)
 
で、最初に来たのは何故か消防車。。。
 
もうここまで来ると笑っちゃうな。
モンゴメリーのERには救急と文字はなく、すぐに命にかかるような重大な症状を持つ患者以外は行けば必ず2,3時間は出てこれない。
なんでも検査をしてはその結果を待つというプロセスを何度も繰り返して、それが肩の脱臼だろうが皮膚の感染症だろうが関係ない。
前にうちの男子サッカー部員が皮膚炎でERに行ったときは夜の11時に入って、出てきたのは次の日の朝の7時。
 
軽くプチ入院っすよ。
 
オペレーターの対応といい病院の対応といい、アメリカの医療に対するずさんな体制を目の当たりにして思うことは、
モンゴメリーでは絶対にERに行きたくないってコト。
こんな人間らに治されるなら自分で治す。
September 28

生まれて初めて、

911に電話した。
 
日本にいる時によくアメリカのTV番組特集でレスキュー911とかやってたのを見てたけど、そうまさにそれですw
この日は夕方はオフだったんだけど女子サッカーの試合があったんでほぼパジャマ姿で観戦してたんだな。
今日の相手は同じ街にある大学で、いわばモンゴメリーダービーってコトで観客の数もいつもよりケタ違いに多かった。
とはいえ格下チームだけにうちが開始2,3分で先制ゴール。
 
この日もいけるなと思ってた矢先に事は起きた。
 
先制ゴールを決めたうちの選手が相手からスライディングで転倒。
大した接触もないと思ってたけど(試合も続行してたし)、断末魔の叫びを上げる彼女。
レフリーによって即試合中断、両校からトレーナーとコーチがフィールドに入ってきた。
その時俺はサイドラインで見物。
 
なんつったってパジャマですから。。。
 
ところがフィールドにいたボスが『スプリントバッグ(骨折時や脱臼時に体を固定する道具が入った大き目のバッグ)持ってきて!』と一言。
仕方なしにバッグを持ってフィールドに駆け入る。
 
パジャマ姿で。。。
 
駆け寄ってよく見ると事の重大さに気づいた。
結論から言って彼女の脛骨と腓骨の骨折。
まぁこんな感じに↓
 
 
うちらがここで出来る事といえばすぐに左足全体を固定して病院に送るコトだったんだけど、
試合が行われていたフィールドから病院までは目と鼻の先で、車で行けば1分で着く距離。
フツーなら誰かトラックを持ってる人が患者を病院のERまで搬送するんだけど、彼女の場合、
あまりにも泣きわめくのをやめないものだからフツーに搬送するのは無理と判断。
残りの試合を戦う他の選手の士気にも関わることだからね。
 
なのでボスの一言で俺が911コールをすることになった。
 
何度もしつこいようだけど、パジャマ姿で。。。
 
                       次回に続く。。。
September 13

校内スポーツ

そこは怪我の多発地帯だった。。。
しかも大学レベルのスポーツでもなかなか見ることができない怪我(ハッキリ言ってレア物)ばかり。
今日から校内タグアメフトのシーズンなんだけど、初日からさっそく第四指の複雑骨折、歯茎の裂傷、肩峰関節の捻挫を見た。
 
こーゆー場合トレーナーの立場としてやることは、正確且つ迅速な診断とそれに対する適切な判断を下すのみ。
今日は上の3人中2人をER(救急救命室)に送って一人は自宅で様子を見させることにした。
 
大学レベルのアスリートとは違って極限状態での体のコントロールがきかない一般人。
ぶっちゃけこっちに方にもっとトレーナーを割いたほうがいいんじゃないかって思うけど、大学もスポーツも全てが『ビジネス』のこの国じゃそんなコトは起こらないだろうな。。。